SECIモデルについて
SECIモデル 4つのプロセス
「個人の知識を組織的に共有し、より高次の知識を生み出す」ということを主眼に置いたナレッジマネジメントを実現する場合、そのフレームワークとして以下の4段階のプロセスが提示されている。このプロセスは、各段階の英語名称の頭文字をとって“SECI(セキ)プロセス”、あるいは単に“SECI(セキ)”と呼ばれる。これは野中郁次郎(一橋大学 名誉教授)と竹内弘高(ハーバード大学ビジネススクール 教授、一橋大学 名誉教授)が執筆したThe Knowledge Creating Company(『知識創造企業』梅本勝博訳、東洋経済新報社)において、提唱された。 知識とは「正当化された真なる信念 (Justified true belief)」であり、個人と個人の相互作用、あるいは組織と組織の相互作用により、ダイナミックに変化・深化・進化していくものであるという考えの下に構築されている。
- 共同化(Socialization)とは、組織内の個人、または小グループでの暗黙知共有、およびそれを基にした新たな暗黙知の創造である。
- 表出化(Externalization)とは、各個人、小グループが有する暗黙知を形式知として洗い出すこと。
- 結合化(Combination)とは、洗い出された形式知を組み合わせ、それを基に新たな知識を創造することである。
- 内面化(Internalization)とは、新たに創造された知識を組織に広め、新たな暗黙知として習得することである。
とある。
前回と繰り返しになるがこのSECIモデルは「熟達者との共同化を経て、ノウハウが形式知として表出化し、その形式知が集まって結合化し新しい知が創造され、さらにそれを個人に内面化するというサイクル」としてモデル化したことが画期的である。
SECIモデルの現状
・ グループウェアのアプローチ
・ Evernoteのアプローチ
・ Googleのアプローチ
・ ワークショップのアプローチ
ナレッジマネジメントとは
ナレッジマネジメントとは
ナレッジマネジメント(英語: knowledge management)とは、企業経営における管理領域のひとつ。生産管理、販売管理(マーケティング)、財務管理、人的資源管理、情報管理に続く第6の管理領域。個人のもつ暗黙知を形式知に変換することにより、知識の共有化、明確化を図り、作業の効率化や新発見を容易にしようとする企業マネジメント上の手法。組織によって創造される知識は集合知と呼ばれ、そのマネジメント手法に注目が集まっている。
恐らくここで強調されているのは「個人のもつ暗黙知を形式知に変換すること」だろう。ナレッジマネジメントはイコール「情報共有」として語られることも多く、「情報共有」は「暗黙知を形式知に変換する」ことと捉えられている。具体的には、マニュアルを整備したり、意思決定のプロセスとその情報を明確に文書化し共有すること、などである。
SECIモデルとは
「個人の知識を組織的に共有し、より高次の知識を生み出す」ということを主眼に置いたナレッジマネジメントを実現する場合、そのフレームワークとして以下の4段階のプロセスが提示されている。このプロセスは、各段階の英語名称の頭文字をとって“SECI(セキ)プロセス”、あるいは単に“SECI(セキ)”と呼ばれる。これは野中郁次郎(一橋大学 名誉教授)と竹内弘高(ハーバード大学ビジネススクール 教授、一橋大学 名誉教授)が執筆したThe Knowledge Creating Company(『知識創造企業』梅本勝博訳、東洋経済新報社)において、提唱された。 知識とは「正当化された真なる信念 (Justified true belief)」であり、個人と個人の相互作用、あるいは組織と組織の相互作用により、ダイナミックに変化・深化・進化していくものであるという考えの下に構築されている。- 結合化(Combination)とは、洗い出された形式知を組み合わせ、それを基に新たな知識を創造することである。- 内面化(Internalization)とは、新たに創造された知識を組織に広め、新たな暗黙知として習得することである。とある。
SECI(Socialization, Externalization, Combination, Internalization)という4つのプロセスについては今後このブログで一つ一つ詳細に解説していきたいと考えているが、まずはこの4つのプロセスが前回の「フロー/ストック」「集団/個人」という軸にマッピングするとどのようになるかを示したい。
グループウェアとは
グループウェアとは
グループウェア(Groupware またはCollaborative software)とは、企業など組織内のコンピュータネットワークを活用した情報共有のためのシステムソフトウェアである。ネットワークに接続されたコンピュータ(のユーザー)同士で情報の交換や共有、またスケジュール管理等の業務に利用される様々な機能を通じて、業務の効率化を目指したものである。様々な機能が一つのシステムに統合されており、それらが有機的に結合しながらユーザにサービスを提供する。
グループウェアの機能マッピング

ナレッジマネジメントに興味をもったきっかけ
Accessでデータベースの仕組みを学ぶ
社会人2年目頃だったか、Accessの話私が入社2年目頃に、社内の紙業務をAccessを使って電子化するという簡単なシステム開発を任された。
内容的には本当に簡単で「現場からの申請受付」「承認」「集計レポートレポート」を出すというものだったと思う。
その頃はまだすべてのPCがインターネットには接続されておらず、検索もYahooなどのポータルサイトからディレクトリ型で実施していた。
その為、Accessの機能やVBAで分からないことがあると、マニュアルの該当箇所を何度も何度も読み返しては、試行錯誤の連続であった。
システムの開発にはものすごい時間がかかったが、そのおかげでデータベースの構造をゼロから勉強し身に付けることができた。
Excelの仕様にハマる
同じころ、Excelを使った管理表も作っていたのだが、そこでExcelのROUND関数による四捨五入の仕様を理解しておらず、どうしても計算が合わないという泥沼にはまったことがあった。
この時も、マニュアルを参照しながら対応していたが、一見正しく処理で来ているのでそれがExcelの仕様であると気づくまでには相当の時間を費やしてしまった。そのおかげで、Excelの関数の仕様のクセを学んだ。
この時は、最終的に社内で「四捨五入関数」を自作した方が居たので、その方法を拝借した。
2つのできごとの共通点と相違点
どちらも「時間を費やし、学びを得る」という点では共通しているが、後者の場合何かしっくりこない。
Excelの仕様に対して、私は時間をかけて悩むべきだったのであろうか?それで得た「Excel関数の仕様のクセ」の価値はどれほどだったのだろうか?
社内で「四捨五入関数」を自作した人も、同じようにExcel関数の仕様で悩んだ結果の対応だったようだ。
ナレッジマネジメントプロジェクトへの参画
このような出来事を幾度かあった時、社内で「ナレッジマネジメントプロジェクト」なるものが発足した。それまでナレッジマネジメントという言葉は知らなかったが、「社内の情報共有によって効率的に仕事をする」ことが目的ということで事務局にお願いして参画させていただいた。
自分が苦労したというのもあり、このような苦労はしなくて済むならしたくない、後輩ができた時にも苦労させたくないというのが大きな動機だったと記憶している。
これが、私とナレッジマネジメントの出会いである。

